選挙のニュース見ていて思ったんですよね。
比例代表選挙でも候補者名書けば、その人に票が入るという記憶があったけど、なんで政党名を書いて、と言うのだろうと?
調べてみたら、同じ比例代表制でも2種類あることがわかりました。
あと、よく聞くけど全然内容の説明がなくてメディアも視聴者もスルーしている「ドント方式」についても調べてみましたよ。
比例代表制は2種類あった!
わが国の比例代表選挙は、衆議院選挙で用いられている拘束名簿式と、参議院選挙で採用されている非拘束名簿式の2種類があります。
衆議院選挙の拘束名簿式は、有権者は政党名で投票。
各政党の議席数は得票数に応じて配分され、当選者はあらかじめ各政党から提出されている名簿の上位から決まっていく。
これに対し非拘束名簿式は、有権者は、政党名か名簿に掲載されている候補者個人名のどちらかに投票します。
各政党の議席数は政党名と個人名の得票数の合計に応じて配分され、当選者は個人名の得票数が多い順に決まります。
2021年は衆議院選挙なので、拘束名簿方式。
候補者個人名を書いた投票は無効です。
みんな知らない「ドント方式」
(出典:自民党ホームページ「自民党総裁選」)
計算に使うのはわり算だけ。
得票数を1で割る、2で割る、3で割る、・・・・を行って、それで算出された数字に大きい方から順に①、②、③、・・・・と番号をつける。
票数が全体で6なら、上記のようになります。
知らなかったですよね。
「ドント方式で・・」と言えば説明責任果たしたことになるだろう、というニュース番組製作者の思考回路がよくわかりません!
衆院選・参院選どちらの比例代表選挙の各政党当選者数決定もドント方式で行われます。
まとめ:比例代表選の仕組みは衆院選・参院選で異なる。ドント方式は説明なさ過ぎ
比例代表選の仕組みは衆院選と参院選で異なります。
ドント方式は、各政党得票数を全体得票数で割って按分するのと結果あまり変わらない気がしますが、計算はわり算だけでできる簡単な方法でした。
毎度のように聞かされるドント方式がわかって、スッキリ?しましたね。