診断士2次

設備投資の経済性計算 CFはいくらになるか

2022年1月14日

(設問1)収支ベース・税金なし

  • 営業収入  180百万円
  • 営業支出    90百万円
  • 減価償却費   20百万円
回答

  • 「営業収入」と「営業支出」は現金の出入りがあるもの、と考えて良い。
  • 「減価償却費」は現金が出ていかないので、営業支出ではない。

営業利益(70)=営業収入(180)-営業支出(90)-減価償却費(20)

  • 「税金なし」なので、営業利益はキャッシュとしてすべて手元に残る。
  • 「減価償却費」もキャッシュとして手元に残る。

よってCF(90)=営業利益(70)+減価償却費(20)

(設問2)収支ベース・税金あり

  • 営業収入  180百万円
  • 営業支出    90百万円
  • 減価償却費   20百万円
  • 法人税等の実効税率 30%
回答

営業利益(70)=営業収入(180)-営業支出(90)-減価償却費(20)

  • 法人税30%なので、営業利益のうち、キャッシュとして手元に残るのは49【=70×(1-30%)】
  • 「減価償却費」はすべて、キャッシュとして手元に残る。

よってCF(69)=税引き後営業利益(49)+減価償却費(20)

(設問3)利益ベース・税金なし

  • 営業利益    70百万円
  • 減価償却費   20百万円
回答

  • 「税金なし」なので、営業利益はキャッシュとしてすべて手元に残る。
  • 「減価償却費」もキャッシュとして手元に残る。

よってCF(90)=営業利益(70)+減価償却費(20)

(設問4)利益ベース・税金あり

  • 営業利益    70百万円
  • 減価償却費   20百万円
  • 法人税等の実効税率 30%
回答

  • 法人税30%なので、営業利益のうち、キャッシュとして手元に残るのは49【=70×(1-30%)】
  • 「減価償却費」はすべて、キャッシュとして手元に残る。

よってCF(69)=税引き後営業利益(49)+減価償却費(20)

(設問5)合理化投資のCF・税金なし

  • 変動費の減少額   80百万円
  • 減価償却費の増加額 20百万円
回答

合理化投資すると

  • 設備投資だから ⇒ 減価償却費が新たに発生(増加)
  • 合理化したから ⇒ 支出が減少(変動費の減少)

まずは、新たに発生した減価償却費で、CFはどうなるか考えてみよう。

【設例】

  • 減価償却費 40百万円増加
  • 法人税率  30%

この設例だと、

  • 40 ×(1-30%)= 28は、もともとキャッシュフローとしてカウントしていた分。なので、CF増減なし
  • 40 × 30% = 12は、これまで税金で取られていた分。これが、新たにキャッシュフローとしてカウントできる。CF増+12

結論として、新たに発生した減価償却費で、CFは税額控除分(新たに増加した減価償却費 × 法人税率)だけ、増加する。

本問は「税金なし」なので、新たに増加した減価償却費増加分では、CFは増加しない。

次に、変動費の減少により、CFはどうなるか考えてみよう。

【設例】

  • 変動費   80百万円減少
  • 法人税率  30%

この設例だと、

  • 変動費の減少額のうち、80 ×(1-30%)= 56は、キャッシュフローの増加として新たにカウントできる。
  • 変動費の減少額のうち、80 × 30% = 24は、法人税課税対象。キャッシュフロー増加には寄与しない。

結論として、変動費減少分のうち、CFは課税対象分を除いた額【変動費の減少額 × (1-法人税率)】だけ、増加する。

本問は「税金なし」なので、変動費減少分すべてが、CF増加に寄与する。

よってCF(80)=【減価償却費増加額 × 0%)】(0)+【変動費減少額 ×(1-0%)】(80)

(設問6)合理化投資のCF・税金あり

  • 変動費の減少額   80百万円
  • 減価償却費の増加額 20百万円
  • 法人税等の実効税率 30%
回答

CF(62)=【減価償却費増加額 × 30%)】(6)+【変動費減少額 ×(1-30%)】(56)

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NISHIBIZ

・JDLA G検定 2021 #3 合格者
・令和3年度 中小企業診断修得者
記事は資格取得情報(ディープラーニング検定と中小企業診断士試験)他、
エンタメ(音楽・アニメ・テレビ)と時事/雑学。
Apple Musicを愛用。NISHIBIZでプレイリスト「私的ベスト」検索。
音楽の嗜好はエレクトロ/エモ

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