早期希望退職時の退職金割増分の相場は年収の2倍です。
50歳くらいで年収1千万円超の人だと、30年くらい働いているから退職金もそれなりにある上に、2千万円超の割増金が加わることになりますね。
これはオイシイ。
有名な会社を例に、割増金額を見てみましょう。
有名な会社の早期退職上乗せ金
年度 | 企業名 | 退職金の上乗せ額 |
2019年 | 協和発酵キリン | 1,723万円 |
2019年 | オンワードホールディングス | 944万円 |
2019年 | ファミリーマート | 1,463万円 |
2020年 | 味の素 | 4,514円 |
2020年 | レオパレス21 | 234万円 |
2020年 | ワールド | 510万円 |
業績好調な「味の素」は上乗せ金だけで4,500万円ですよ。私だったらとっとと退職しますね。
一方、違法建築問題で揺れる「レオパレス21」や、アパレルの「オンワードホールディングス」「ワールド」は安めです。
悲しい現実ですね。
まだある!あの有名会社の早期退職上乗せ金は?
今年の5月17日のニュースですが、記事タイトルからしてすごい。
パナソニック「退職金4000万円上乗せ」で50歳標的の壮絶リストラ【スクープ】
(出典:DIAMOND online)
結局、味の素もパナソニックも、早期退職上乗せ金は年収の4倍、ということは相場の2倍ですよ。
バブル世代をいかに辞めさせたいか、ということがわかりますね。
しかもすぐに辞めさせたいらしくて、社員が申請できる期間は7月26日から8月20日。そして9月30日が退職日です。
ちょっと急ぎ過ぎじゃない、と言いたくなりますね。
まとめ:早期退職上乗せ金の相場
まとめると、早期退職上乗せ金の相場は年収の2倍。
ただし大会社でバブル期に大量採用したような会社は年収の4倍払うところもある、という結論でした。